香取慎吾のオタクが山下智久くんに陥落した話

まず初めに少し自己紹介をさせてほしいのだけど、私は小学生のころから今もずっとSMAPが大好きで中でも香取慎吾が特別大好きなオタクである。

 

香取慎吾山下智久というのは2012年に放送されたテレビドラマ「MONSTERS」で共演、The MONSTERSとして同ドラマの主題歌を歌ったりと非常に深い(と私は思ってる)間柄だ。

 

もちろん当時は慎吾担としてドラマも見てたしCDも買った。当時の山Pの印象は「ふにゃふにゃでかわいい」。同年に開催されたSMAPのコンサートツアー「GIFT of SMAP」のアルバムに「MONSTERS」が慎吾のソロ曲として収録されていて、山Pがゲストでツアーに参加してくれたことも嬉しかった。*1

慎吾があまり後輩としっかり絡む姿をあまり見たことがなかったからすごく新鮮だったし、連絡先を教えないことで有名な彼が自分から山Pに連絡先を渡したと知って地球がひっくり返るくらいにめちゃめちゃ驚いた。でも2人はいい関係なんだな〜ってすごく嬉しかった。

山Pのコンサートツアー「A NUDE」の演出を慎吾が務めたことも知っていた。慎吾はSMAPのツアーの演出を手がけているから、自分たち以外の演出をしたらどんな感じになるんだろう?という興味はあったけど、そのためだけにDVDを買うのはハードルが高かったし私が見たいのはやっぱりSMAPだよなという気持ちが強くて結局買えなかった(今は買えばよかったって後悔してる)。

 

まあそんなわけで香取慎吾のオタクである私にとって山下智久くんというのはある種特別な存在で、「SMAPの他に好きなジャニーズって誰?」って聞かれたら即答で「山P」と答えるレベルには元々好きだった。純粋にお顔が好みすぎて「顔がいいな…」って呟きながらため息ついてた。

その意識からか、はたまた無意識なのかは私にも分からないけど、山Pの出演しているドラマはほぼ見てたし言い様のない"特別感"をずっとどこかで感じていた。

 

そして時は流れて色々事情はあるけど事実として2016年にSMAPは解散、中居木村はジャニーズ事務所に残り稲垣草彅香取は退所することになった。事務所がバラバラになってしまってもSMAPが大好きなのはずっと変わらない。でも解散報道が出た前後あたりで週刊誌にあることないこと書かれたり、WSやSNSでも色々噂されたことに加えて過去にSMAPに巻き起こった事実が交錯して、「ジャニーズ」というものに疲れてしまった。

ジャニーズ事務所に残った2人のことはもちろん特別、テレビや映画に出演すれば見るし必要ならお金も落とす。だけどジャニーズ事務所にはなるべくお金を落としたくないなというのが本音だった。大好きな2人がいるのにお金を落としたくないなんてオタクとしては矛盾してるかもしれない。でもそう思ってしまうほどに疲れていた。もう辛い思いもしたくなかった。

 

解散後、何かのインタビューで山Pが「香取さんに仕事との向き合い方を教わった」という旨の話をしていてとても嬉しかった。解散して事務所を退所してもなお山Pにとって香取慎吾という人は大事な先輩だってことが伝わって山Pは本当にいい人だな〜と強く思ったのを覚えている。

いつだったか忘れたけど、山Pが『実るほど こうべを垂れる 稲穂かな』*2の話をしてくれたことも思い出した。この言葉は慎吾が若い時にタクシーの運転手さんから言われた言葉で、それを慎吾が山Pに教えたんだそうだ。すごく素敵で大好きなエピソードだ。

 

 

今考えれば、こういう1つ1つの小さな「好き」が積み重なって今になってそれが花開いたんだなと思う。

何がきっかけで山Pを好きになったの?と聞かれるとハッキリとしたきっかけがないから返答に困ってしまうが、インハンドで久しぶりに動く山Pを見たのが1つのきっかけかもしれない。先述した"特別感"はいつの日か「知りたい」という"求心力"に変わった。これ以上近づいたら確実にファンになるなという一種の危機感のようなものも感じていた。危機感を感じすぎて友人に「私が山Pのオタクにならないよう止めて」と言うほどだった。

そんなある日、近日中に2018年のコンサートツアーを収録したDVD/Blu-ray 「UNLEASHED」を発売すると知った。もう何もかも我慢できなくて、強烈に欲しい!見たい!と思った。すぐにタワレコに行って予約しようと思ったら予約満了になってて山Pの人気さにビビった(今さらすぎるけど)。なのでタワレコ出てすぐに楽天市場で探して即予約購入した。

Blu-rayが届くまでの間少し時間があったから、TSUTAYAでアルバムを一気に借りてめちゃめちゃ予習した。振り返るとここまでのやり方がオタクすぎてこの時点で手遅れなんだけど、この時はまだ全然そんな気はなくてのんきだった。

 

そしていよいよBlu-rayを鑑賞。

もう無理だった。

 

まず出てきた瞬間この世の全てを司る帝王か???って感じだったし常に圧倒的な美すぎて何も言えない。どの角度から見ても美しいってめちゃめちゃ強くない???顔がいい is 神。お肌ちゅるんちゅるんすぎてずっとフォトショで修正かけてるみたいだった(かけてない)。

スパンコールやスタッズがギラギラでカラフルな衣装が多いSMAPとは違ってザ・シンプルな衣装で素材の味を楽しむ感が出ててよかった(例年はどうか分からないけど)。シンプルって言ってもヴィトンのトップスに靴はルブタンだったし強さを強さで装備してて最高。

慎吾はペンラの注意書きに『この曲の時は青にしてね』みたいに客席も含めた演出をやったりしてたんだけど、まさにAnthemは客席を含めた360度の光の演出をしてて"香取慎吾イズム"を確かに感じた。でも教えられたことをそのままやるんじゃなくてきちんと自分のものにしてるところが流石だなと。

MCで3大歓声の話してるときThe MONSTERSのこと言ってくれて慎吾担嬉しかったよ…ありがとう山P本当にいい子だね………ピカチュウグッズいっぱい買ってあげる……………

亀ちゃんが出てきたあと「亀ありがと〜〜」って急に赤ちゃんみたいな顔するから母性が爆発した。助けてくれ。

自担に対してはいつも安定した「好き」で私の絶対に揺るがない基盤を築いてくれてありがとうって感じなんだけど、こういう新鮮な「好き」って気持ちが久しぶりすぎてホルモン過剰分泌されてもはや具合が悪い。

山下智久という人の誠実さや真面目さが十二分に現れた公演だった。

ブログのタイトルにも書いたが、まさしく【陥落】という表現がぴったりだと思う。あまりの輝きに攻め落とされた。好きという感情と幸福感しか残らなかった。あと戻りは出来なかったし、しようとも思わない。満を持して落ちた感が半端じゃない。

 

好きと認めるしかない。

ジャニーズ事務所にお金を落としたくないという自分は姿を隠してしまった。

 

そんなわけで今ここに新米sweetieが誕生しました。きっとそのうちFC入ると思う。

分からないことだらけだし所謂オタク友達も誰もいないから皆さんどうか仲良くして下さい。

 

 

*1:2012年 10/14 GIFT of SMAP 味の素スタジアム公演

*2:伸びれば伸びるほど穂先が低く下がるように、偉くなればなるほど謙虚でいなさいという意