日本よ、今こそSMAPだ
いま、世界全体、そして日本国内も外出を控える動きが広まっている。
こればかりは致し方ない。自分や大切な人を守るために出来る、最もシンプルで効果的な方法だから。
社会全体として自粛ムードの中、何となくどんよりとした空気感が漂っている気がする。
そんなときにおすすめなのがそう、SMAPです。
急に話が飛躍したと思われるかもしれないけど、意外とそうでもなくて、ずっと昔からSMAPはこういう時にそばに居てくれるアイドルだった。
東日本大震災の時も、熊本地震の時も、彼らは毎週月曜22時にそこにいて、ずっと義援金の呼び掛けをしていた。時が流れて世間からの関心が薄れても、番組が終わるまでずっと。
テレビの向こう側の人だけど、こういう時にはいつもそばにいてくれていた。
それは今も同じで、例えば、SMAPが解散してから消費税が10%に増税になった。やっぱりどんよりとした空気感が漂っていたさなか、香取慎吾は「10%」というソロ曲をリリース。曲中では軽減税率のことを言っているんだろうなという歌詞があって、増税に合わせて曲をリリースしたのは明らかだった。
(増税自体の是非は置いておいて)消費税10%って萎えてたけどなんかちょっと元気出たかも って思わせてくれて、そういうエンターテインメントの力を持っている人たち。
それがSMAPです。
今日はこのブログを読んで下さっている方に2つおすすめがあります。
1つは、ライブ。『Mr.S "saikou de saikou no CONCERT TOUR" (2014年)』
もう1つは、アルバム。『SMAP AID (2011年)』
随分と前置きが長くなりましたが、本日はこの2つのコンテンツについて述べていきます。
まずはMr.Sから。こちらは2014年に開催されたSMAPのコンサートツアーで、図らずもSMAP最後となってしまったツアーです。このツアーの凄いところは、ズバリ、究極のエンターテインメントだということ。私はこのツアー以上のエンターテインメントは他に無いのではないだろうかとすら思っています。SMAP解散を機にジャニーズのコンサートには行っていない、いわば化石オタクなのであくまで主観ですが…。
冒頭はショートムービーが流れるのですが、映像から現実にSMAPが出てきます。もう一度言います、"映像"から"現実"にSMAPが出てきます。こればっかりは本当に見てとしか言いようがない。私はこの冒頭の演出があまりに好きすぎてここだけ繰り返し何回も見ています。
ツアーではアルバム曲も披露しているので、正直なんのこっちゃと思う方もいると思うのですが、スターが本気でパフォーマンスする姿を見ているだけで楽しいです。あと普通にヒット曲もやるので盛り上がる。
先ほど「究極のエンターテインメント」と言いましたが、それはただ歌って踊っているだけではないから。このツアーでは次に歌う曲をお客さんや某著名人が選んだり、コントもします。コントはスマスマでやっていたあのキャラクターが見られる!といったような感じです。大物芸人さんもコント内の映像で出演しています。もう盛りだくさんです。
あと個人的にライブ映像を見て欲しいもう1つの理由が、アイドル中居正広が見られるからです。今やバラエティ出演がメインですが、中居正広さん、アイドルです。本気の"アイドル・中居正広"を見てください。それだけで5億円の価値があります。
そして次にSMAP AID。これは2011年8月に発売されたベストアルバムです。そう、東日本大震災の年です。
SMAPに寄せられた「SMAPの曲で励まされた」というメッセージをきっかけに、「みんなを勇気づける曲」を集めたアルバムになっていて、曲はファンの人気投票で選ばれました。一緒にがんばろう!と背中を押してくれる曲ばかりです。もしそういうのが苦手な方がいらっしゃいましたら、普通のベストアルバム(SMAP 25 YEARS)が発売されていますのでそちらをどうぞ。
これらの曲たちは仕事が休めない方、外出を控えて自宅にいる方、どんな方にもそっと勇気をくれます。ライブDVDよりは手に取りやすいかと思いますので、ぜひ。
コロナが流行る少し前、2019年の年末辺りから、稲垣,草彅,香取の地上波出演が話題を呼び、「やっぱりSMAPっていいね」といったような感想をSNSで見かけたり、私の耳にも直接入ったりしていました。
私も幾度となくそう思っています。
こういう時だからこそ、「やっぱりいいね」と思える存在の力を信じたい。無くても生命の維持はできるけれど、無ければ心が死んでいく。エンターテインメントは心の栄養剤なのかなと感じています。
SMAPから心の栄養を貰ってください。すでに自分の信じる存在やエンターテインメントから栄養を貰っている皆さんも、たまには別の栄養素を取り入れてみてください。
心と体を元気に、また現場に行きましょう。